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日常生活の貧血 妊娠・授乳による貧血

妊娠すると、約半分の妊婦に貧血がみられます。妊娠すると、赤ちゃんに十分な栄養と酸素を運ぶために、血液量は増えます。しかし、赤ちゃんは、積極的に赤血球の材料となる鉄、タンパク質を母体から奪っていきます。そのため、血液量は増えても、赤血球の生産が追いつかなくなり、血が薄い状態になります。そのため、貧血になる妊婦が多くなってしまうのです。

双子など多数の赤ちゃんがお腹にいる場合は、特に母体から栄養が吸収されてしまいますので、より貧血になりやすくなります。妊娠中の貧血は、ほとんどが鉄欠乏性貧血です。また、授乳中にも、貧血になる場合があります。授乳によっても、鉄は欠乏します。授乳中は、生理中に必要とされる同じ量の鉄が必要となってきます。また、産後6ヶ月で、妊娠・分娩による鉄の欠乏を改善させようとするため、授乳中の鉄の必要量は増してきます。

妊娠中は、妊娠していないときより、鉄の摂取基準は、13mg増えます。授乳中は、2.5mg増えます。食事によって摂取するのが一番ですが、食事で追いつかない場合は、鉄剤の服用が必要となってきます。鉄剤を服用すると、便秘になる可能性が高まります。鉄剤を服用中に、身体に異変を感じたら、すぐに医師に相談しましょう。食事も、鉄の多く含んだ食材ばかり食べるのではなく、鉄の吸収に必要なビタミンCも積極的に摂取しましょう。いろいろな食事を、バランス良く食べることが大切になってきます。また、お茶に含まれるタンニンは、鉄の吸収を妨げてしまうため、食後は、ほうじ茶や麦茶などが良いでしょう。

また、分娩時の異常出血が予想される場合は、鉄の著しい欠乏が予測されるため、事前に貧血を改善しておく、あるいは自己血貯蔵をしておくなどの準備が必要となります。


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