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貧血の種類 鉄欠乏性貧血

貧血の約9割が、この鉄欠乏性貧血だと言われています。遺伝する貧血ではなく、食生活の乱れ、成長、妊娠、授乳、胃切除や胃酸分泌低下、月経過多、潰瘍、痔などによる鉄分不足が原因とされています。鉄の不足により、ヘモグロビンの生産が低下して起こる貧血で、女性に多くみられます。

鉄欠乏性貧血になると、胃の粘膜が縮み、様々な栄養素の吸収が低下してしまいます。鉄を吸収するには、タンパク質、ビタミンCが必要となってくるので、栄養素の吸収の低下により、鉄の吸収も低下してしまいます。すると、ますます貧血はひどくなってしまいます。鉄欠乏性貧血は、徐々に進行していくケースが多いため、身体が貧血状態に慣れてしまい、自覚症状に気付くことがない場合もあります。たまたま行った血液検査で、鉄欠乏性貧血だと判明することもあります。一般に、ヘモグロビンの値が、男性:13.5g/dL未満、女性:11.5g/dL未満だと、鉄欠乏性貧血と診断されます。

鉄欠乏性貧血になると、赤血球は原料不足のため、小型になり、色も薄くなります。そのため、赤血球の大きさをあらわす平均赤血球容積が低下してしまいます。鉄の欠乏を反映し、血液中の鉄、鉄を貯蓄するフェリチンの値も低下します。鉄欠乏性貧血は、赤血球の原料になる鉄の不足により起こる貧血です。

古くなった赤血球は破壊されますが、原料の鉄は再利用されます。しかし、その一部は、汗や尿、便などから排泄されてしまいます。そのため、食事などから、鉄を摂取する必要が出てきます。ふらつき、頭痛、肩こりなどの他に、爪の変形、舌や咽頭の炎症も症状としてあらわれます。鉄欠乏性貧血は、鉄が不足する原因を突き止めることから治療が始まります。


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